美容室の成功の70%は、立地で決まると言われています。それほど、立地は大切です。しかしながら、理想的な立地は、そんなに簡単に見つかることはありません。

なので、美容室を退社してから、立地を考えるのではなく、美容室に勤務しながら、じっくりと立地を選定するのがお勧めです。

なぜなら、焦って、立地選定をおろそかにするということは、成功の要素の70%をおろそかにするのと等しいからです。じっくりと、時間的にも、精神的にも余裕を持って、最高の立地を探しましょう。

お店の売り上げを左右する立地の要件を簡単に説明します。

居住人口・世帯数・世帯人数

商圏内に住んでいる人口やその構成です。売上に、大きく、影響します。

交通量・歩行者通行量

その交通量・歩行者量だけでなく、どんな人がいるのかも把握しましょう。たとえば、オフィス街と商店街では、そこにいる人の種類やその人がどんな行動をするかが違ってきます。それに応じて、美容室のコンセプトを考える必要があります。

誘導施設

駅やテーマパーク、ショッピングセンターなどの人が大勢集まる施設を誘導施設といいます。新たな誘導施設の開発計画があるかどうかを役所で押させておくのも大切です。

人の行動目的

街を歩いている人の目的が何であるかを把握しましょう。通行人が美容室のお客さんになってくれるか否かの判断の目安にします。

導線

人間は無意識のうちに、以下のような行動をする傾向があります。

  • 目的地まで、最短距離のルートを選ぶ
  • より安全なルートを選ぶ
  • より人が多く集まっている方を選ぶ

この傾向を理解して、美容室の立地選定に活用しましょう。


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