立地選定が終わったら、市場調査は以下の2つをメインに調査します。

  • 商圏調査
  • 競合店調査

商圏調査

美容室の商圏の人口統計から、どんな特徴があるのかを調べます。例えば、独身者が多いのか、ファミリーが多いのかなどです。また、時間帯や曜日別の通行量を確認します。それにより、どんな美容室のコンセプトにするかの参考データになります。

例えば、駅前の商店街である場合、回転率が高いが単価が低くなりがちで、比較的新規集客がしやすいなどの傾向が掴めます。

競合店調査

競合店の店舗規模、セット面数、シャンプー台数、スタッフ人数を調査して、大まかな売上を推定します。

スタッフの男女別、ランク別年齢構成を調べることで、そのお店の客層が把握できます。勿論、実際に、お客様の入り具合もチェックします。

更には、内装、メニュー、料金、営業時間、定休日などを調べて、その競合店の特徴をメモに残します。

調査した内容を一覧表にまとめます。

そうすると、商圏調査とあわせることによって、新規に出店しても、勝つことができる市場が存在するかがわかるようになります。

市場調査の活用

例えば、競合店調査で、競合店は20代向けのお店か全年齢層向けのお店しかなく、商圏調査では30代・40代が多い場合は、30代・40代向けのコンセプトを打ち出すことによって、競合と差別化できるなどということが考えられます。市場調査は美容室のコンセプトを決める重要な参考データになります。

このように市場調査をすることにより、美容室の成功の確率を上げることができます。


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