美容室の集客サービスとして、ポイントカードを作成しようと考える方も多いかと思います。しかし、ポイントカードを作成する際に、注意しなくてはいけない点がいくつかあるので、注意しましょう。

ここでは、ポイントカードを作る際の注意点と、お客様に喜んでいただくサービスとしてポイントカードを発行するためのコツを書いていきたいと思います。

美容室開業時、ポイントカード作成は早めに

美容室開業と同時に来ていただくお客様のリピート率を上げるために、ポイントカードを作ろうと考えた場合、オープン時にはポイントカードを用意しておきたいものです。ポイントカードは一旦を作成してしまうとなかなかのルール変更をしにくいため、オープン前にしっかり用意する時間を作る必要があります。

オープンまでに、ポイントのルールを設定し、デザインを決めて、印刷依頼、納入まで行う必要があり、思っているほど短期間ではできないものです。オープン前の忙しい時期でも、手抜きせずにこの過程をスケジュールに組み込んでください。

ポイントカードに必要なルールとは?

ポイントカードを決める際に、一番大切な所は、ポイント付与のルールや特典内容です。ここを決めないと次に進めません。まずは、どのくらいのポイントを貯めたら、どんな特典があるのか?をしっかり考えましょう。美容室のコンセプトによって、また、顧客の年齢層や、ライフスタイルによっても、どんな特典が良いのかが違ってきます。

このルールを間違えると、かえって、イメージダウンになったり、想定する層のお客様が、離れていってしまう可能性もあります。

例えば、美容室の来店客のメインのターゲットが20台前半を想定しているなら、ポイントがたまったら割引をする、あるいは、ターゲットの年齢層が高めで高級感を売りにするなら、高級なヘアケア製品と交換できる、などと、ターゲットに合わせて、サービスを考えるのです。

近隣の他店が30ポイント貯まったら、500円割引チケットを発行しているようだから、自分の美容室も同じサービスを、と、考えるのをやめてみます。そして、自分のお店ならではのサービスや、お客様が喜ぶサービスを考えていくことで、オリジナリティーを出して、リピーターを増やしていきましょう。

ポイントカード発行のメリットとデメリット

ポイントカード発行には、メリットとデメリットがあります。メリットは、ポイントカードのポイントがたまる事を楽しみするお客様が固定客になりやすい事です。固定客としてつかみたい、コアなターゲットの年齢層の方が喜んでポイントをためたくなるような特典を考えましょう。

デメリットは、安易な値引きサービス等を設定し、利益が減ってしまう結果になりかねないという事です。利益を減らさないよう、ポイントカードを使うことでさらにお客様の購買意欲を沸かせる工夫などをして、売上につなげるようにします。

ポイントカードを安易に考えていると、集客どころか美容室の利益を圧迫したり、サービスが落ちて、評判を下げたりしてしまうこともあります。まずは、ポイントカードのルールをしっかり考えて、利益の出せるポイントカードを作成していきましょう。


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美容室開業 参考記事

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